病院に行くまで、正直、とても悩みました。『この程度で病院に行ってもいいのだろうか』と思っていたのです。
体調の不調を感じていても、それが本当に病院に行くレベルなのか、誰に相談したらいいのか、迷ってしまう気持ちはよく分かります。もしかしたら、あなたも同じような気持ちを抱えているかもしれませんね。
今回は、私が初めて更年期の症状で病院を受診したときのことを、少しお話ししてみたいと思います。どんな流れで診察が進むのか、費用はどのくらいかかるのか。私の経験が、ほんの少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。
更年期外来とは何か、婦人科との違い
まず、病院に行こうと思ったとき、『どこを受診すればいいのだろう』と考える方も多いかもしれませんね。私も、最初はただの婦人科で良いのか、それとももっと専門的な場所があるのか、よく分からなかったのです。
一般的に、婦人科は女性の体に関する幅広い悩みに対応してくれます。たとえば、生理不順や子宮がん検診、妊娠に関する相談などですね。女性のライフステージ全体をサポートしてくれる場所だと言えるでしょう。
その一方で、更年期外来は、まさにその名前の通り、更年期に特化した専門の診療科なんですよね。更年期の症状は多岐にわたりますから、その原因を特定し、一人ひとりに合った治療法を見つけることを重視してくれるところが多いようです。私の場合は、最初は近くの婦人科を受診したのですが、そこで更年期専門の外来を紹介してもらう形になったりもします。

受診を決めたきっかけ
私の更年期症状は、43歳から始まりました。最初は『ちょっと疲れが溜まっているのかな』くらいに思っていたのですが、症状は徐々に悪化していったのです。
たとえば、パートに出かける準備をしているとき、突然カーッと顔が熱くなり、汗が止まらなくなることが増えていました。これが、いわゆるホットフラッシュというものだったのですね。夜はなかなか寝付けず、眠れてもすぐに目が覚めてしまう。そんな日々が続き、心身ともに疲れ切っていました。
イライラすることも多くなり、高校生の娘や夫につい当たってしまうことが増えていきました。後で自己嫌悪に陥ることもあったりして、このままではいけないな、と強く思うようになったのです。そんなとき、友人に『一度、専門の先生に相談してみたらどう?』と勧められ、ようやく病院へ足を運ぶ決意をしました。
実際の診察の流れ
私が受診したのは、更年期に詳しいと評判の婦人科でした。初診の日は、やはり少し緊張しましたね。
まず、受付を済ませると問診票が渡されます。そこには、いつからどんな症状があるのか、生理の状態、過去の病歴など、かなり詳しく書き込む項目があったのです。その後、看護師さんから、さらに具体的な症状や、困っていることなどを聞かれました。
先生との診察では、問診票の内容をもとに、現在の症状や生活習慣について、さらに詳しく話を聞いてくれました。そして、今後の治療方針を決めるために、いくつか検査をすることになったのです。私の場合は、血液検査でホルモンの値を調べたり、必要に応じて子宮がん検診も行われたりしました。婦人科の診察台に上がるのは、やはり少しドキドキしますよね。
検査結果が出るまでには数日かかりましたが、後日改めて結果を聞きに行ったとき、先生は私の場合は、やはり更年期症状が原因だということを分かりやすく説明してくれました。そして、HRT(ホルモン補充療法)という治療法があることを教えてくださり、メリットとデメリットを丁寧に説明してくれたのです。他にも漢方やサプリメントなど、選択肢はいくつかあるのですね。私は先生と相談して、HRTを試してみることにしました。

費用や保険について
初めての受診で気になるのが、やはり費用ですよね。私も、いくらくらいかかるのだろうと、少し不安に思っていました。
私の場合は、初診料と血液検査、そして婦人科の診察で、だいたい数千円から1万円くらいだったでしょうか。もちろん、保険が適用されるので、そこまで高額になることはありませんでした。もし子宮がん検診なども同時に受けた場合は、もう少し費用がかかるかもしれませんね。
HRTを受ける場合は、定期的な受診が必要になるので、その都度、診察代と薬代がかかります。これも保険適用になりますから、月の負担はそれほど大きくはないと感じています。ただ、病院によって費用は多少異なることもありますので、もし心配な場合は、受診前に問い合わせてみるのが良いかもしれませんね。
受診して良かったこと、後悔していること
HRTを始めてから、少しずつですが、ホットフラッシュや不眠が楽になっていったのです。すぐに劇的に良くなるわけではないのですが、徐々に効果を感じられるようになりました。あの辛かった夜も、ぐっすり眠れる日が増えていったのは、本当にありがたいことでした。
何よりも、自分の症状に名前がつき、対処法があるのだと分かったことで、精神的にとても安心できました。一人で抱え込まずに、専門家に頼って良かったな、と心から思っています。
今思えば、もっと早く病院に行けばよかったな、と思うことがあります。あの我慢していた数ヶ月間は、本当に辛い日々でしたから。でも、それもまた、私の歩んできた道だったのかもしれませんね。大切なのは、気づいたときに一歩踏み出す勇気なのかもしれないと、今は感じています。
最後に
もし今、体や心の不調に悩んでいて、それが更年期のせいかもしれないと感じているのであれば、一度、専門家の方に相談してみてはいかがでしょうか。
症状は人それぞれ違いますし、治療法も一つではありません。先生に話を聞いてもらうだけでも、心が少し軽くなることもあると思うのです。それが、自分自身を大切にする第一歩になるのかもしれませんね。あなたは決して一人ではありませんから。



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