朝に何か習慣を取り入れるなんて、自分には無理だと思っていました。
毎朝ギリギリまで寝ていて、気づけば家族が起きてくる時間。慌ただしく一日がスタートする私には、早起きして何かをするなんて考えられなかったんですよね。
でも、ある時、そんな私でも「試してみようか」と思ったのです。
毎朝の習慣を始めたきっかけ
正直に言うと、更年期症状が本格化してからは、心に余裕がなくなっていました。
ホットフラッシュで夜中に何度も目が覚めるものですから、寝不足が続いて、朝からもう疲れているような状態でしたね。そんな毎日の中で、ちょっとしたことでイライラしてしまって、夫や高校生の娘にきつく当たってしまうこともありました。後で自己嫌悪に陥るのですが、どうすることもできない自分がいたのです。
そんな時、ヨガの先生「朝の数分間を、自分だけのために使ってみると、一日の始まりが変わる」と話していたのを思い出しました。最初は「たった数分で何が変わるの?」と半信半疑だったのですが、藁にもすがる思いで試してみることにしたんです。まずは、無理なく続けられそうな「3分」という時間から始めてみることにしました。
実際にやっていること
私が毎朝やっていることは、本当にシンプルなものばかりで、きっと誰にでもできることばかりなんですよね。完璧じゃなくても大丈夫、という気持ちで続けています。たとえば、こんなことを3分くらいの時間で済ませています。
- まずはコップ一杯の白湯をゆっくりと飲むこと。熱すぎず、ぬるすぎない、ちょうどいい温度の白湯を、一口一口味わうように飲んでいます。体の中からじんわりと温まっていくのを感じるのです。
- それから、窓を開けて大きく深呼吸を3回。新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。ただそれだけなのですが、なぜか心が落ち着くような気がします。
- 最後に、簡単なストレッチです。手首や足首をくるくる回したり、肩を軽く回してほぐしたり。ヨガのポーズのようにしっかりやるわけではなく、凝り固まった体を軽く伸ばす程度に留めています。
これらを合計しても、本当に3分か、長くても5分くらいで終わってしまうんですよね。もしその日にできなかったとしても、「まあ、いっか」と思うようにしています。できた日だけ自分を褒めてあげる。そのくらいの緩い気持ちで続けているんです。

続けるために工夫していること
正直な話、最初のうちは3日坊主でした。せっかく始めたのに、翌日には「やっぱり無理だな」と諦めてしまう日も多かったんです。でも、ある時、「できなかった日も自分を責めない」というマイルールを作ってみたら、気持ちがぐっと楽になったんですよね。
続けるために私が工夫しているのは、とにかくハードルを極限まで下げることかもしれません。たとえば、体調が悪かったり、どうしても眠くて起きられなかったりする日は、白湯を飲むだけでもよしとする。窓を開けて外の空気を吸うだけでもよしとする。そんな風に、「完璧を目指さない」ことが、私にとっては何よりも続ける秘訣だと気づいたのです。
また、夫や娘が起きる前に、一人で静かに過ごせる時間を確保することも大切にしています。まだ誰も起きていない早朝の静けさの中で、自分だけの時間を持つことが、私にとってはささやかなご褒美のようなものなんですよね。この時間が、私の心を少しだけ穏やかにしてくれるのかもしれません。
1ヶ月経った今、どう変わったか
劇的に何かが変わったかと言われると、そうではないのかもしれません。不眠の症状が全くなくなったわけでもありませんし、ホットフラッシュだって波があります。でも、間違いなく、私の心の状態には変化がありました。
一番の変化は、朝のイライラの頻度が少し減ったことでしょうか。以前なら、朝から「はあ…」とため息ばかりついていたのですが、この3分の習慣のおかげで、「今日も一日頑張ろう」と、前向きな気持ちでスタートできる日が増えたように思うのです。たとえば、以前なら夫の些細な言動にカチンときていたのが、この3分で心にゆとりができたのか、一呼吸置けるようになったりするんですよね。家族にも、以前より優しく接することができるようになった気がします。
「たった3分」と思うかもしれませんが、この短い時間が、私にとっての「心の準備時間」になっているのかもしれません。この習慣が、更年期の不調に振り回されがちな私を、少しだけ支えてくれているような、そんな感覚なのです。
最後に
更年期って、本当に色々な症状が出てきて、心も体もついていけないと感じる時がありますよね。そんな時、大きなことをいきなり始めるのは難しいものです。でも、私のように、たった3分の小さな習慣でも、それが自分を助けてくれることがあるのかもしれません。
「完璧じゃなくていい」。この言葉を自分に言い聞かせながら、気負わずに始めてみるのも良いかもしれませんね。あなたの毎朝が、少しでも穏やかなものになりますように。一緒に、この時期を乗り越えていきましょう。


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