朝、たった3分の習慣と聞いて、正直なところ「またそんな話か」と思っていました。更年期に入ってからというもの、朝起きるのも億劫で、自分のために何かをするなんて、とても無理だと諦めていたのです。
でも、ある日、本当にふとしたきっかけで、この小さな習慣を試してみようかと、そう思ったんですよね。
この小さな習慣を始めたきっかけ
更年期に入ってからの私は、本当に「やる気」というものがどこかへ消えてしまったかのように感じていました。朝は体が重くて起き上がれないですし、パートに行くのも億劫。以前は楽しかった趣味のヨガも、なんとなく気乗りしない日が増えていたのです。
そんな状態が続いて、家族にもあたってしまうことが増えていました。たとえば、娘の何気ない一言にも、なぜだかイライラしてしまって、後で自己嫌悪に陥る。夫との会話も、以前のように弾まない自分に気がつくんですよね。
このままではいけない、という気持ちは常にあったのですが、じゃあどうすればいいのか、それが本当に分からなかったのです。
ある日、いつものように気分転換にカフェへ行った時でした。たまたま手に取った雑誌に、脳の活性化に関する小さなコラムが載っていたのです。そこに「朝の3分でできる脳活ルーティン」と書いてあって、それを見た時、「これなら、もしかしたら私にもできるかもしれない」と、そんな風に感じたのが、この習慣を始めた本当のきっかけだったように思います。
実際に私がやっていること
私が毎朝実践しているのは、たった3つのシンプルなステップです。完璧にやろうとすると続かない、というのは私の経験上、分かっていることなので、あくまで「できる範囲で」を意識しています。
一つ目は、朝起きてすぐに、窓を開けて大きく深呼吸を3回することです。新鮮な空気を体に取り入れることで、なんだか頭がスッキリするような気がします。
二つ目は、その日の「小さな目標」を一つだけ決めることです。たとえば、「今日は職場の〇〇さんに、ありがとうを伝える」とか、「夕食に新しいレシピを一品作ってみる」とか、本当に些細なことで構わないのです。これを頭の中で唱えるだけでも、今日一日が少しだけ意味のあるものになるような気がします。
そして三つ目は、感謝することを3つ見つける、という習慣です。「朝、温かいコーヒーを飲めたこと」「娘が元気に学校へ行ったこと」「窓から見える空が綺麗だったこと」。これも、どんなに小さなことでも良いんです。これらを心の中でゆっくりと数えるようにしています。
これだけなのですが、時計を見るとだいたい3分くらいで終わっていることがほとんどなんですよね。ベッドから出て、リビングの窓を開けながら行ったり、コーヒーを淹れる待ち時間にやったりと、その日の気分で場所ややり方も少し変えたりしています。

続けるために工夫していること
正直なところ、この習慣も最初からすんなり続けられたわけではありません。
最初のうちは、二日くらいで忘れてしまったり、前日の疲れが残っていて「今日はいいや」となってしまったりと、典型的な三日坊主だったのです。
でも、そのたびに「また明日からでいいか」と自分を許すようにしました。完璧に毎日できなくても、やらないよりはまし、という考え方ですね。
あとは、習慣化をサポートするアプリを試しに使ってみた時期もありました。ただ、私にはそれすらも少し負担に感じてしまって。最終的に一番効果的だったのは、「朝起きてすぐ」という時間を固定することでした。歯磨きと同じように、意識しなくても体が動くように、と心がけたのです。
それから、寝る前に「明日の朝は、深呼吸して、小さな目標を一つだけ考えよう」と、そっと自分に語りかけるようにしていました。そうすると、朝起きた時に、自然と思い出せるような気がするんですよね。
できない日があっても、決して自分を責めないこと。これが一番大切な工夫だったのかもしれません。
1ヶ月経った今、どう変わったか
この習慣を始めて、そろそろ1ヶ月が経とうとしています。劇的な変化があったかと聞かれると、正直「ガラッと変わった!」というわけではないのかもしれません。でも、振り返ってみると、じんわりと、でも確かに、私の中で良い変化が起きているのを感じるのです。
まず、朝起きる時の億劫さが、少し減ってきたように思います。以前はアラームを止めても、布団の中でしばらくうずくまってしまうことが多かったのですが、今は「じゃあ、今日はどんな小さな目標にしようかな」と、少しだけ前向きな気持ちで一日を始められる日が増えました。
それに伴って、以前よりイライラすることが減ったように感じるのです。たとえば、娘が朝食を残しても、以前なら「なんで食べないの!」とカッとなってしまっていたところが、「まあ、そういう日もあるよね」と、少しだけ冷静に対応できるようになった気がします。
パートでも、以前は溜め込んでいた小さな雑務に、なんだかスッと手が伸びるようになったり、同僚との会話も以前より心から楽しめるようになったりしています。
何よりも、毎朝、感謝の気持ちを意識することで、日常の中に隠れている小さな幸せに気づくことができるようになりました。空が綺麗だとか、コーヒーが美味しいとか、そんな些細なことにも、なんだか心が温かくなるような、そんな感覚ですね。
もちろん、更年期症状が全てなくなったわけではありません。ホットフラッシュがやってくる日も、夜中に目が覚めてしまう日もあります。でも、以前のように「どうしよう、私もうダメだ」と全てを投げ出すような気持ちになることは、少しずつ減ってきたように思うのです。
最後に
更年期というのは、本当に様々な不調が一度にやってくる時期ですよね。やる気が出ない、体が重い、イライラする…そんな日々の繰り返しに、なんだか心が疲れてしまう、そういう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私のこの小さな習慣が、もしかしたら、あなたにとっての「何か」を見つけるきっかけになれば、それは本当に嬉しいことだと思うのです。もちろん、これが全ての人に当てはまる正解だとは思いません。でも、もしも今、少しでも立ち止まってしまっている方がいらっしゃったら、ぜひ、自分に合った小さな一歩を、探してみてほしいなと思います。
完璧を目指す必要なんて、どこにもないのです。できることから、少しずつ。
私たち一人ひとりが、この変化の時期を、自分らしく乗り越えていけるように。私も、これからも正直に、自分の経験をこのブログで分かち合っていきたいと思っています。
一緒に、この時期を乗り越えていきましょうね。



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